ポップダンスを始めるにあたって、まず知っておくべきはポップダンスで使われる曲です。
曲を知らなければ、例えばヒット練習するにおいてもどんな曲をかけながら練習したらいいのか悩んでしまうと思います。
今回は、これさえ知っておけば最初は大丈夫といえる曲を10曲厳選してご紹介します。まずは、ここで紹介している曲を使って練習をしてみてください。
ポップダンスに使う曲の選び方
他の記事でも紹介してますが、ポップダンスは基本的にヒットを打つことを軸としたダンスです。そのため、ヒットの打ちやすい曲、つまりビートが強い曲が使われることが多いです。
ビートを基本とし、ブガルースタイルが好きであれば、メロディーがしっかりとしている曲を選んだり、アニメーションであれば機械音のような音が入っている曲を選ぶなどスタイルに合わせて選ぶ曲も変わってきます。
最近だとTALKBOXを用いた曲が人気になってきているなど、流行も変わってきています。色々な曲を聴いて、自分が気持ちよく踊れる曲を探してみてください。
特徴・傾向を知る
ポップダンスでは、G-FUNKやP-FUNKなどのFUNKに属する曲やTECHNOやDubstepなどエレクトロ音が多彩な曲など様々なジャンルの曲が使われる傾向があります。
アニメーションのような硬めの動きをしたい、ヒットをバシバシ打っていきたいのか、ブガルースタイルで流れるようにロールやステップなどを使って踊りたいのかで選ぶ曲は変わってきます。
また、ひと昔前に流行った曲がエレクトロ音を足すなどのremixされることによって、ポップダンスシーンでは最新曲のような扱いをされることも多々あります。
まずは、その中でも基本的なポップで使われる曲の特徴を紹介します。
特徴1.ヒットが打ちやすい曲
ポップダンスは「FUNK」という音楽ジャンルが生まれた時代に誕生したということもあり、FUNKに分類される曲がよく使われています。
FUNKは強めにスネアドラムの音が入っていて、ヒットが打ちやすい曲が多いです。
ヒットを打つことで表現できる音がわかりやすい曲は、ヒット練習などの基礎練習にも使えます。
特徴2.機械音やユニークな音がある曲
ロボットダンスから派生したストリートダンスのジャンルになるため、機械音のような音がある曲を使うことで、世界観を作りやすくなります。
他の記事でも紹介したように、ポップダンスにはウェーブやロールなど、滑らかな動きも多くあるため、ユニークな音、いわゆる音ハメしやすい音がある曲だとよりかっこよく踊れます。
ポップダンスにおすすめの曲10選
今回は、ポップダンスで有名な曲を長年愛されているものや最近流行しているもの、身近なK-POPからなどおすすめを10曲厳選してご紹介します。1アーティストにつき、1曲という形で紹介しますが、紹介しているアーティストの曲はどれもハズレはないので、是非他の曲も聞いてみてください。
ART OF NOISE 「MOMENTS IN LOVE」
ポップダンスをやっている人ならだれもが知っていると言っても過言ではないくらい王道の曲です。この曲はほとんど歌詞がなく音だけで、テンポも落ち着いている曲なのでアニメーションなどのジャンルに向いている曲です。また、テンポも基本的に変わらずゆっくりなので、レッスンではアイソレーションの練習のために使われることも多々あります。
Aaron Evo 「Space Bella Coola」
この曲は完全に音だけの曲で歌詞は一切ない曲です。数年前に、フォーマ―アクションがショーケースで使っていた曲なので、動画をよく見ている方であれば知っている曲かもしれません。先に紹介した「MOMENTS IN LOVE」よりもテンポが速いため、アイソレーションよりはヒット練習に向いている曲です。
Fingazz「I Can Make Ya」
ここ数年で急激にイベントでも使われるようになったアーティストです。TALKBOXを用いた曲が多いことが特徴です。ビートもわかりやすいことに加え、歌詞や電子音など音ハメがしやすい曲が多く、ポップダンサーからは重宝されています。
Chromeo「Come Alive」
先に紹介したFingazzとは異なり、セクシーな声をしたアーティストになるため、ゴリゴリにヒットを打つのではなく、メロディーに合わせて踊りたいという人はおすすめの曲です。
そのため、アニメーションよりもブガルースタイルの方に人気な曲が多いアーティストですね。
Zapp&Roger「More Bounce To The Ounce」
この曲は、10年以上前から使われ続けている名曲です。イベントやYoutubeなどでショーケースやバトルをよく見る人であれば必ず知ってると言ってもいいほど有名な曲です。
この曲のほかにも「DO It Roger」や「Computer Love」などポップダンスシーンで長年愛されている曲を多く出しているアーティストなので、Zapp&Rogerの曲はたくさん聞くことをおすすめします。
The Dazz Band「JOYSTICK」
この曲も、バトルやショーケースでよく使われている曲です。有名なダンスグループ「black dogs」が以前ショーケースで使い、賞を取っていたので聞いたことがある方も多いかもしれません。音が多彩な曲になるため、音ハメなどもしやすい曲となっています。
Daft Punk 「Get Lucky」
Daft Punkはエレクトロ音が多彩なことに加え、メロディーもしっかりしているというブガルースタイルでもアニメーションスタイルでも合わせやすいアーティストです。「One More Time」という曲が数年前にauのCMで使われていたため、日本でも認知度は高いかもしれません。特徴的なMVも多いため、是非見てみてください。
SKRLLEX 「Kill Everybody」
この曲はダブ・ステップといわれるジャンルの曲で、とにかくエレクトロ音が多彩です。その上、曲中にユニークな音も多く入っているため、音ハメもしやすい曲です。ポップダンスを始めたばかりだとどの音を取って踊ればいいか迷ってしまうかもしれないくらい多彩なため、慣れてきた頃にこのアーティストで練習すると気持ちいいかもしれません。
BIGBANG 「BANG BANG BANG 」
有名なK-POPアイドルであるBIGBANGの曲は基本的にビートがわかりやすく、サビとサビ以外で曲調が変わるためポップダンスでも使いやすい曲です。韓国のアイドルが好きな方などは、BIGBANGなどで練習してみると気分も乗って練習しやすいかもしれませんね。
Dax Riders 「So Nice」
Dax Ridersは数年前にかなり流行ったアーティストです。曲の中で、音が潜ることもあり1曲を通しても踊り方に緩急をつけやすいのがこの曲になります。ショーケースなどで使う曲を探す際に、1曲使いをすると単調になりがちですがこの曲であればその悩みも解決します。
Dax Ridersの曲は「Freak Out」や「You Shine On Me」など多くの曲がポップダンスでは定番の曲なので知っといて損はありません。
まとめ
今回はポップダンスにおすすめの曲を複数紹介しました。ビートがわかりやすく音が多い曲であれば、基本的に踊りやすい曲です。大事なのは、自分が気持ちよく踊れるかどうかということです。Youtubeで「ポップ ミュージック」などと検索すると、ポップダンスでよく使われる曲の再生リストを見たり、バトルの動画にいきつくと思いますので、そちらも参考にしてみてください。