ポップダンスとは? その特徴や流派まとめ。基礎の動き・練習方法も紹介

  • 2021.04.02
ポップダンスとは? その特徴や流派まとめ。基礎の動き・練習方法も紹介

ロボットダンスなどが発祥となっているポップダンス。

ポップダンスの不思議な動きを見て興味を持つ方も多いのではないでしょうか。

ポップダンスがどんなダンスかということをこのジャンルの歴史なども含めてご紹介します。

特徴や基礎部分の簡単な練習方法も合わせて説明するので、試してみてください。

ポップダンス(POPPIN・POPPING)とは

ポップダンスは筋肉を弾くヒットと言われる技を基礎としたダンスで、いわゆるストリートダンスの派生ジャンルです。音楽のビートにあわせて、ヒットを打つというのが基本動作となるため、ビートの強い曲が好まれるジャンルです。

ポップダンスの成り立ち

1970 年代あたりで形成されたダンスと言われています。筋肉を弾くと言う意味の POP(ポップ)が名前の由来で、ヒットやウェーブなど不思議な動きに見えることが特徴です。

パントマイムやロボットダンスなどが発祥であり、その動きにヒットを加えたことにより、現代のポップダンスに進化したと言われています。エレクトリック・ブガルーズ(Electric Boogaloos)のリーダーで、マイケル・ジャクソンの師匠であるブガルー・サム(Boogaloo Sam)が考案したとされています。ポップダンスの代表的な衣装であるズートスーツもこのエレクトリック・ブガルーズが発祥で今も残っていると言われています。

日本におけるポップダンス

ポップダンスを考案した、エレクトリック・ブガルーズが何度も来日することで、徐々に日本でも浸透したジャンルです。日本では、大阪の O.G.S という大御所チームを中心として広まっていき、ACKY や Co-thkoo など、日本から世界でも活躍するダンサーが増えて行きました。

関東では、フォーマーアクションなどが中心としてシーンを引っ張っています。大御所の ACKY さんが、概念なども説明する初心者向けのレッスン DVD を出しているので、こちらもおすすめです。

ポップダンスの特徴

ヒップホップであれば、ダウンの動きなど各ジャンルで特徴がありますが、ポップダンスではヒットやウェーブになります。特徴であり、基本の技術になるため、簡単に紹介していきます。

1.ヒット

ヒットは、ポップダンスの基礎中の基礎の技です。筋肉を弾くことをヒットと呼び、腕、首、胸、胃、足、など様々な部位で打ち分けていきます。動きの中でヒットを打っていれば、ポップダンスと言えるくらい基本になるため、まず始めに練習する技が、初心者の方にとっては 1 番の難関かもしれません。

ヒットは練習をすればするほど強くなるため、レッスンの最初にウォーミングアップも兼ねてヒット練習をすることが多いです。

2.ウェーブ

ウェーブとは、腕や体を、波が通っていくように見せる動きで、体の各部位を別々に動かす技です。各部位を順番に、そして滑らかに動かしていくことが基本であり、波が通るように見せていきます。ウェーブは、基本的に腕のウェーブと体のウェーブの 2 種類があり、組み合わせていくことによってより不思議な動きに見せることができます。また、ウェーブを流すために使う部位を多くしたり、少なくしたりすると、大きいウェーブや細かいウェーブができるなど、バリエーションを増やしていけますので、慣れてきたら練習してみてください。

ポップダンスの種類・流派

ポップダンスの中でも大きく分けて 2 つのスタイルがあります。

ブガルー・スタイル


ブガルーとは、ポップダンスのスタイルの 1 つです。ポップダンスを広めたエレクトリック・ブガルーズのブガルー・サムによってつくられたスタイルと言われています。ブガルーは首、胸、腰をロールさせたりステップを組み合わせるなど、ソウルダンスのニュアンスが含まれていることが特徴です。ポップは音を「点」で取ることが多いですが、メロディや歌詞などの「線」で音を取って踊ることが多いスタイルとなっています。

アニメーション


アニメーションとは、その名の通り人間の動きとは思えないような不思議で魅せるスタイルになります。ロボットダンスのような動きであったり、スローモーション、コマ送りのような動きであるティッキングなどを組み合わせて不思議さを演出していきます。組み合わせになるため、ダンサーやチームによって、スタイルにもばらつきがあります。アニメーションはダンスに詳しくない人が見ても一目で凄さが伝わり、わかりやすいダンススタイルです。

ポップダンスをやってみよう!基礎的な動きと練習方法

1.ヒット

基本的な動き

先述の通り、ヒットはポップダンスの基礎中の基礎です。詳しく説明するとヒットとは、筋肉の緊張が 0 の状態から一瞬で 100 にしてすぐに 0 に戻すという動作になります。とはいえ、日常で意識して筋肉を緊張させることはほぼないと思うので、慣れるまで難しいかと思いますが、繰り返し練習すれば必ずできるようになります。今回はヒットの中でも基礎となる腕のヒットの練習方法を説明します。

練習方法


おすすめの練習方法は、まず脱力状態を作り、そこから腕に思いっきり力を入れましょう。100%の力をいれたら、力を抜いてください。コツは、肘を動かさず、パンチせず、肩も動かさないということを意識するということです。ヒットは、脱力状態から力の入っている状態まで持っていく時間が短い程、強いヒットになります。

つまり、腕の力の入れ方を 0→100→0 と短いスパンで行えるようにするとヒットとなるため、繰り返し練習してみてください。

ヒット練習はスペースを使わず、どこでも練習できるので、集中して何時間も練習するというよりも、ちょっとした空き時間にちょっと練習することをおすすめします。

慣れてきたら、曲を流し、ビートに合わせて練習してみましょう。

2.ウェーブ

基本的な動作

ウェーブは、先述の通り、各部位を順番に滑らかに動かすことで波が流れているように見せる技です。ウェーブの基礎となるのは、各部位のアイソレーションです。アイソレーションがうまくできないと、なんとなくのウェーブにしかならず、不思議さが出にくくなるためアイソレーションを練習してからウェーブの練習をしましょう。今回は、腕のウェーブの練習方法を説明します。

練習方法


おすすめの練習方法としては、ウェーブを流し始める前に形を覚えることです。基本姿勢は両手を広げた構えになります。右から左へウェーブを流す場合、この構えから、右手首を曲げて手首で山を作ります。次に右手首を下げながら右肘をあげ山をつくります。そして、右肘を下げながら右肩をあげ、山にします。

ここまで来たら、左から波を外に出す動きをします。右肩を下げて左肩を上げて山に。左肩を下げて左肘を上げ、山に。左肘を下げて左手首を上げ、山に。そして基本姿勢に戻る。
これを滑らかに行うことでウェーブになります。

ウェーブ練習のポイント

ポイントは、ウェーブ中に作る山が複数できないように順番に動かすことです。練習をすることで滑らかに動かすことができるため、繰り返し練習しましょう。

これで基本的なウェーブにはなりますが、ポップのウェーブとしては、指先を固定し動かさないということが基本ルールになります。最初は難しいので、動いてもいいですが、慣れてきたら指先を固定して練習してみてください。

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ポップダンスとは まとめ

今回はポップというジャンルについて説明しました。ポップダンスの成り立ちなど、どのような歴史があるのかということも知ってから練習をすると、より楽しく練習できるようになると思います。

ヒットなどの基礎ができるようになったらレッスン動画だけでなく、有名ダンサーのショーケースやバトルの動画なども見ることをおすすめします。

好きなダンサーを見つけ、そのダンサーを真似するという練習をすると継続して練習ができますので、是非いろいろ見てみてください。

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