楽器の練習でよく使われる、テンポを合わせる道具である「メトロノーム」。
実は、ダンサーでも練習に使われている道具なんです。正直、それほど変わりはないように見えるかもしれませんが、使いやすさなども含め、上達のためにメトロノーム選びは重要になってきます。
商品ごとに特徴もあるので、今回はおすすめのメトロノームを複数紹介していきます。
メトロノームの種類
ヤマハ・セイコーなどの有名メーカーから、昔ながらの振り子タイプのメトロノームだったり、電子タイプのメトロノームもあります。自分が練習する楽器に合わせて、適切なものを選んでくださいね。使い方にも違いがあるため、まずはタイプから説明していきます。
振り子タイプ
振り子タイプのメトロノームは、1番一般的なタイプのメトロノームのことです。メモリでテンポを調節して、振り子を弾くことによって一定のリズムを刻んでくれる形です。
振り子タイプの最大のメリットは、目で見ながらリズムを把握することができることです。耳だけで聞くよりもテンポ感をつかみやすいというメリットがあります。
電子タイプ
電子タイプのメトロノームは、テンポや拍数を入力することでリズムを刻んでくれるメトロノームです。振り子タイプとは違って、音だけでリズムを把握することになります。電子なので、古くなってリズムが正しくなくなってしまうということもなくなっており、正確なテンポで長期間にわたってリズムを刻んでくれます。
最近は、振り子の表示がついた電子タイプのメトロノームも増えてきています。
あると便利なメトロノームの機能
ダンスのリズム練習には電子タイプがぴったり!
振り子タイプと電子タイプを紹介しましたが、ダンサーのリズム練習には、電子タイプがおすすめです。理由は、電子タイプだとイヤホンに繋いだりすることもできるという点です。スマホアプリでも夜中に練習する時などにイヤホンをつなぐことで練習環境も整えやすいです。また、テンポ調整も簡単にでき、サイズも小さくなっているため、持ち運びも楽なので、外での練習時にも使えます。
ダンサーにおすすめのメトロノーム「KORG KDM-3」
KORG メトロノーム KDM-3-WDBK ウッド・フェイス・モデル
音の種類も豊富で、おしゃれなデザイン
このメトロノームはとても使い勝手がいいんです。ビートのパターンが3連符、4連符、ソンクラーベ、ルンバクラーベなど19種類、メトロノーム音も8種類とかなり豊富になっています。さらに、声でのカウントもあるため、レッスンなどでも声でカウントを取るダンサーにはとてもおすすめのメトロノームです。また、デザインもよくダークな木目調のデザインがあるなど、大人っぽく、おしゃれなデザインなので、おしゃれを気にするダンサーにはとてもおすすめです。
その他の用途の最適タイプ
メトロノームはもともと楽器などに使われるものだったため、もちろん楽器によっても最適なタイプがあります。こちらもタイプ別に紹介していきます。
ピアノの場合
ピアノの場合、振り子タイプのメトロノームがおすすめです。電子タイプのメトロノームはとてもコンパクトなので、見えづらさがあり、ほとんど音だけを聞くようなものなので、ピアノには向いていません。振り子式のメトロノームは、振り子がとても大きく、そしてテンポ感を目ですぐに確認することができるので、今でもほとんどのピアノ教室で使われています。
吹奏楽の場合
吹奏楽の場合は、電子タイプがおすすめです。練習中に音程を確認したいという場合にも、鍵盤状に配列されている商品もあるため使いやすさは抜群です。また、バイオリンやフルートなどにおいては、メトロノームを見るという行為も難しいシーンも多くあるでしょう。その際には、音で確認できると便利に感じるはずです。このような点で、吹奏楽では電子タイプがおすすめだと言えるでしょう。
ギターの場合
ギターの場合も、電子タイプがおすすめです。ギター自体、音も大きいですし、練習時にメトロノームの振り子を見ている余裕がないことの方が多いです。また、ピアノと異なり水平に置ける場所を探す必要になるため、コンパクトで置き場所を選ばない電子タイプがおすすめです。チューナー機能が搭載されているメトロノームもあるため、チューニングができる電子タイプもあります。
ドラムの場合
ドラムもギターと同じく、電子タイプのメトロノームがおすすめです。ドラムの場合、置く場所の確保も難しいということもあるため、電子タイプの中でも服などに留めておけるクリップタイプの電子式モデルを選ぶと便利です。
また、ドラムの音自体が大きいため、耳に装着できるイヤホンタイプのメトロノームであれば、ドラムを叩く音に埋もれずに聞くことができるため、電子タイプがおすすめです。
メトロノームおすすめ4選!【振り子タイプ】
日工「メトロノーム スタンダード」
長い間、多くの人に愛されているベストセラー商品です。価格も3000円以下とコストパフォーマンスもかなりよくなっています。飾り気がなく非常にシンプルなデザインとなっていて、王道のメトロノームになっています。迷ったらとりあえずこれを買っておけば間違いなしというほどのおすすめの商品です。
ヤマハ「メトロノーム MP-90」
三角錐でシンプルかつスタイリッシュな振り子タイプのメトロノーム拍子は0・2・3・4・6の5段階で切り替えられます。目盛りを読み取りやすいのも魅力の一つです。指紋が付きにくい作りになっているため、きれいに長く使いたい方におすすめです。
SEIKO「メトロノーム 振り子式 スタンダード」
時計で有名なSEIKOから発売されているメトロノームです長年に渡って時計業界をリードしている老舗メーカーの製品なので、安定感が抜群です。何時間も集中して練習することが多い人にはおすすめになります。2000円と比較的安価なのも魅力のひとつです。
ウィットナー「木製メトロノーム スーパーミニタクテル 880210」
木材が使われているおしゃれなメトロノームです。コンパクトサイズになっているため、置き場所に困ることもなく、使うことができることも魅力です。アンダンテやモデラートなどの速度標語が目盛りにあるため、吹奏楽の練習で使いたい方にもおすすめです。
メトロノームおすすめ4選!【電子タイプ】
ヤマハ「デジタルメトロノーム ME-110BK」
持ち運びやすいコンパクトサイズのメトロノームを探している方におすすめの商品。ポケットやカバンなどに入れて持ち運びが可能なサイズです。ダイヤルで音量調節もできるため、操作も簡単になっています。また、電子音だけでなく、上部についているLEDランプでもリズムを刻んでくれるため、耳だけではなく目でもテンポを取りたいという方におすすめです。
ヤマハ「クリップ式デジタルメトロノーム ME-55」
クリップタイプで服や譜面台などに付けて使える電子タイプのメトロノーム。服につけられるため、ダンサーも使いやすいモデルになっています。無段階ダイヤル式の音量調節機能があり、ボリュームを自由自在に調整しながら練習ができます。電源はCR2032型のリチウム電池に対応しているため、1度の電池交換で約50時間動作することも魅力です。
コルグ「イン・イヤー・メトロノーム IE-1M」
耳に装着して使えるタイプの小型メトロノームです。耳元で直接リズム音が聴き取れるため、楽器を演奏しながらでもちゃんとテンポを取れます。もちろん、ダンスの練習もしやすいです。
0〜9拍子のビートに対応していますし、設定できるリズムのバリエーションが豊富なのも魅力です。
SEIKO「EPM5000」
見た目は、振り子タイプのメトロノームですが、ちゃんとした電子タイプのメトロノームになっています。電子タイプのメトロノームの特徴である聞こえやすい音やリズム狂いがない点、振り子タイプの特徴である、腕振りによる視覚的情報や大人数でも見えるという点が合わさっているメトロノームです。このように、広い場所や大人数で練習をすることが多い方におすすめの電子タイプのメトロノームです。
メトロノーム最新Amazon人気ランキング
メトロノームamazon人気ランキング
こちらは、Amazonでの人気ランキングになります。ランキングにもある通り、振り子タイプ電子タイプともに人気があります。振り子タイプは比較的シンプルなものが人気で、電子タイプはクリップ式やイヤータイプなど、使い勝手のいいも商品の人気がある傾向となっています。こちらのランキングも参考にしてみてください。
まとめ
今回は、メトロノームの特徴からおすすめの商品まで紹介しました。ダンスシーンではもちろん、楽器の練習でも使えるなど1つあれば多様な場面で使えます。ものを買わずとも、多くのメトロノームアプリがあります。電子タイプやアプリであれば、ダンス練習でも使いやすいので、是非基礎練習に使ってみてください。