ダンスファッションの中でも特に重要な役割を担っているのがダンスシューズで、シューズ一つでダンスのパフォーマンスを向上させたり、怪我のリスクを下げることができます。
特に初心者の方は、練習中に思わぬアクシデントと出くわすこともあるので、シューズ選びは慎重に行いましょう。
今回は、初心者に向けた靴選びのポイントや、おすすめシューズをご紹介しますので、自分好みのシューズを発見してみましょう！
ハイカット or ローカット？
ダンスシューズは大きく分けてローカットとハイカットに分類することができます。靴によって踊った時のイメージや雰囲気が大きく変化するので、おすすめシューズをチェックしてみましょう。
ハイカットのメリット・デメリット
ハイカットは靴の丈がくるぶしあたりまである靴のことを指しており、インパクトのある足回りをアピールすることができます。ハイカットのメリットは、足全体をしっかりと固定できることで、重量もあるため、力強く踏み込むことができます。一方デメリットは、足が固定されていることから足首の柔軟性が弱まる上に、窮屈なイメージを受けることもあります。
ローカットのメリット・デメリット
ハイカットとは異なり、ローカットは短い丈の靴で、重量が比較的軽く足首も自由に動かすことができます。また、ハイカットのシューズと比較して足回りがスマートに見えるのも特徴の一つです。しかし、ローカットシューズには足首のサポート力がないため、足のひねりなどには注意しましょう。
覚えておこう！「ヒールマーク」とは
ヒールマークとは、摩擦で靴の素材が床に付着した汚れのことで、靴のエッジが床と擦れることで生じやすい汚れです。ヒールマークの除去は手間がかかり、場所を管理している方にも迷惑をかける可能性があるので、なるべく丈夫な素材のシューズを選びましょう。今回紹介するシューズは比較的ヒールマークが付きにくく、頑丈な作りとなっているので、ぜひ活用してみて下さい。
ダンスシューズの人気ブランドとおすすめシューズ
スニーカーやシューズの種類はたくさんありますが、今回はその中でもダンスの動きに適した選りすぐりのシューズをブランドごとにご紹介します！
ナイキ
言わずと知れた人気スポーツブランドですが、有名ダンサーやパフォーマーも愛用するブランドなので、安心して踊ることができます。
ナイキのおすすめダンスシューズ「Air Force 1（エアフォースワン）」
元々はバスケットシューズとして開発された靴ですが、足の負担を和らげる機能があることから、古くからヒップホップダンスで愛用され続けています。
形はローカットとミッドカットがありますが、ミッドカットは足首までしっかりと固定できますので、初心者の方にもおすすめです。白色の他にも黒のモデルなどもあるので、好きなデザインを選びましょう。
ナイキのおすすめダンスシューズ「Air MAX 90’s（エアマックス90’s）」
エアマックスシリーズもまたバスケットシューズとして使われていた靴ですが、クッション性が高く、おしゃれなデザインをしているのがポイントです。
エアマックスはミッドカット仕様となっており、ローカットの軽量・柔軟性とハイカットの安定性も同時に兼ね備えているので、怪我の防止のみならず、軽快なステップにも難なく挑戦することができます。
アディダス
アディダスは、高いデザイン性でスポーツのみならずファッションブランドとしても名高く、古くからダンスウェアーとして用いられてきたブランドです。
アディダスのおすすめダンスシューズ「CAMPUS（キャンパス）」
アディダスのキャンパスもまたバスケットシューズとして用いられていましたが、こちらはローカットなのが特徴です。シューズの幅は若干狭い作りですが、クッション性も申し分なくしっかりとした履き心地を持っています。おしゃれな見た目も魅力的で、スエードの独特な風合いもポイントの一つです。
アディダスのおすすめダンスシューズ「ZX（ゼットエックス）」
ランニングシューズもしばしばダンスシューズに選ばれており、中でもアディダスZXシリーズはダンサーにも愛用されています。ZXシリーズの魅力は履き心地とクッション性の高さで、ミッドカットながらも重量も軽い仕様になっています。足をしっかりと固定しつつも軽さと足首の自由さを求める方におすすめなシューズです。
バンズ
バンスの靴はカジュアルファッションの中でもよく見かけることができますが、履き心地の良さや耐久性からダンサーからも支持を得ています。
バンズのおすすめダンスシューズ「OLD SKOOL(オールドスクール)」
バンズの王道シューズともいえる存在ですが、頑丈さや重厚感からヒップホップダンサーに愛されています。このシューズはローカットであるものの、ある程度の重みもあり力強いステップを踏むことができます。また、その他のスポーツブランドと比較すると中敷きに凹凸がないため、スポーツシューズの履き心地が苦手な方にもおすすめです。
バンズのおすすめダンスシューズ「OLD SKOOL ハイカット(オールドスクール)」
先ほどご紹介したオールドスクールのハイカットバージョンですが、より重量感と足首のサポート力がある心強いシューズです。また、バンズのオールドスクールは元々BMXやスケートボード用に使われていたことから耐久性は万全ですが、クッション性はその他と比較して弱い傾向があるので注意も必要です。
ニューバランス
ウォーキングにも用いられる機能性重視のブランドですが、ファッション性も高いことから、ダンスシューズとしても優秀です。種類も豊富なので、おしゃれに踊りたい方は好きなモデルを探してみましょう。
ニューバランスのおすすめダンスシューズ「New balance 997（ニューバランス 997）」
ニューバランスで迷った方は「997」がおすすめで、機能性とファッション性の両方を兼ね備えたハイスペックなシューズです。特にクッション性がポイントで、足の疲れを軽減し、練習後の疲れも和らげてくれます。また、アーティストの三浦大知さんがこの靴のアンバサダーとしても選ばれたこともあり、彼の着用モデルが限定販売されたこともあります。
ニューバランスのおすすめダンスシューズ「New balance 574（ニューバランス 574）」
ニューバランスの574シリーズはシンプルな作りであるものの、クッション性や軽量性が魅力のシューズとなっています。スポーティーな見た目の997と比べてウォーキング調のシルエットですが、デザインがシンプルなので、派手なデザインが苦手な方にもおすすめです。
女性ヒップホップダンサーに！おすすめレディースシューズ３選
おすすめのシューズはブランドごとに様々な種類がありますが、ここではさらに絞り込んだおすすめのダンスシューズをご紹介したいと思います。
女性ヒップホップダンサーにおすすめのシューズ「Nike blazer (ナイキ ブレーザー)」
存在があまり知られていないものの、ナイキのブレーザーというモデルも昔はダンスに用いられていました。特にこのモデルのミッドカットは足首周辺までもサポートできますので、力強い踏み込みと安定したステップが期待できます。
女性ヒップホップダンサーにおすすめのシューズ「adidas GAZELLE (アディダス ガッツレー)」
先ほどご紹介したキャンパスとよく似た形状をしていますが、シルエットが比較的細身なのが特徴です。また、足が不自由なく動かせることから、フロアワークに挑戦したい方などにもおすすめなシューズです。
女性ヒップホップダンサーにおすすめのシューズ「PUMA Suede (プーマ スエード)」
ダンスシューズはグリップ性も重要で、滑りが気になる方におすすめのシューズです。また、ローカットですが、軽すぎるということもないため、力強いステップを踏むことができます。色合いも黒の他に鮮やかな色のものもあるので、おしゃれ感も申し分ありません。
キッズダンサーにおすすめのシューズ４選
ヒップホップダンスは子供たちの間でも人気を誇っていますが、ダンス中に思わぬ事故を招かぬよう、しっかりとしたシューズを選ぶよう心掛けましょう！
キッズダンサーにおすすめのシューズ「New balance YK570(ニューバランス YK570)」
先ほどご紹介したように、ニューバランスは機能性が高いため、キッズでも安心して着用することができます。怪我のリスク軽減だけでなく、キッズシューズはおしゃれなものが多いのが魅力的です。
キッズダンサーにおすすめのシューズ「JADE ハイカットシューズ(ジェイド ハイカットシューズ)」
ジェイドはダンスのパフォーマンス向上を視野に入れたシューズを開発しているブランドで、キッズシューズにも力を注いでいます。特にハイカットスニーカーがおすすめなので、足回りをしっかりと固めてしてダンスに挑みましょう。
キッズダンサーにおすすめのシューズ「MAD ハイカットシューズ(マッド ハイカットシューズ)」
マッドフットというブランドのスニーカーもキッズダンサーにおすすめで、特にハイカットのものが安定性に優れています。色はシンプルな黒からカラフルなものもあるので、イベント用の衣装にもぴったりです。
キッズダンサーにおすすめのシューズ「adidas faito(アディダス ファイト)」
ランニングテイストなシューズですが、履き心地が良く軽快なステップにも対応できます。その他と比較して動きやすい作りになっているので、ハイカットが苦手な子や素早く動きたい子におすすめです。
まとめ
ダンスはスポーツとは異なる文化ですが、時にハードな動きが求められる場合もあります。
靴の存在一つでダンスのパフォーマンスが大幅に変化することもあるため、初心者だけでなく経験者もシューズ選びは慎重に行いましょう。
