ここでは「ビズマーキー」というステップを紹介します。
ヒップホップダンスの中では王道のこのステップは、基礎が詰まった動きで、初心者におススメです。
ダンスレッスンでもよく使われています。リズムを覚えれば簡単にできるので、ぜひ一緒にやってみましょう!
ビズマーキーの名前の由来
「ビズマーキー」はアメリカ・ニューヨーク出身のヒップホップアーティスト。ラップが得意で、コミカルなキャラクターで人気を得ていました。ジュース・クルーの一員として主に 80~90 年代に活動していました。
ビズマーキーの名前が使用された理由
ビズマーキーが活躍した 1990 年代といえばアメリカで放送され始めた「フレッシュ・プリンス」という番組が流行っており、ウィル・スミスをはじめとするコミカルなラッパーたちがラップを面白おかしくお茶の間に伝え、多くの人に受け入れられるようになった時代です。こちらの「So Fresh」という曲でもそんな時代の雰囲気が感じられます。
この曲の中でビズマーキーがラップしていますが、そのパートでビズマーキー本人がこの動きをしていることから、ビズマーキーという本人の名前が付けられたようです。
ビズマーキーの動きはこちらから
ダンスステップの名前はアーティスト由来のものが多い
ヒップホップダンスには、「ビズマーキー」の他にも「ボビーブラウン」や「スティーブマーティン」、「チャールストン」などアーティスト名や曲名がそのままステップ名になった例が多くあります。何がどういうステップなのか、誰が始めた動きなのかなどが、わかりやすくていいですね。
動画で学ぶ「ビズマーキー」基本編
それでは、「ビズマーキー」を実際にやってみましょう。まずは動画を見て基本のやり方を確認しましょう。
ビズマーキーの基本動作
ビズマーキーは、アップのリズムで行います。膝が伸びて体が前傾になった時にリズムをとるようにしながら以下の動作を行いましょう。
1.両手を広げてパンチ(前傾、カウント1)
2.パンチした腕を引っ込めて(後傾、カウント and)
3.身体を斜めへ傾けながら右手を左側へパンチ(前傾、カウント2)
4.パンチした腕を引っ込めて(後傾、カウント and)
5.両手を広げてパンチ(前傾、カウント3)
6.パンチした腕を引っ込めて(後傾、カウント and)
7.身体を斜めへ傾けながら左手を右側へパンチ(前傾、カウント4)
8.パンチした腕を引っ込めて(後傾、カウント and)
9.1~7の繰り返し
コツと注意するポイント
1.前ノリのリズムを保つ
上半身は使わずに腰を前後に動かして、体をくの字にするようにしてリズムをとると良いです。
2.パンチした後は腕はすぐ脱力
パンチした後、手をしまうときに力が入れっぱなしになってしまうと腕が棒のように見えてしまいます。パンチの後はすぐ脱力することを意識しましょう。
3.横にホップする足はベタ足にならない
最初のパンチと同時に足のホップが入りますが、その時足裏全体を着いてしまわず、少しつま先立ち気味で行うと体重のコントロールがスムーズにできます。
ビズマーキーの練習方法
ビズマーキーを練習するときは、ノリと四肢の動きに分けて練習すると良いです。
1.前ノリ
まずは、ノリの練習からです。この動画を見て前ノリを練習しましょう。
2.手と腰の動きを足す
前ノリができたらそれに手の動きと、腰のアクセントを加えます。音のアクセントと同時にドラムをたたくようにして手をパンチします。
ビズマーキー応用編
基本的な動きを覚えて、もっと本格的にヒップホップのテイストを入れてやってみたい人はこちらでやってみよう!ヒップホップダンスのオリジネーターでもあるヘンリー・リンクによるレクチャー動画です。
パンチというよりも、スナップをする感じです。上体を後ろに反った時の抜き加減がダンスのおしゃれ感につながるので、何度も繰り返してタイミングを掴んでみましょう。
ビズマーキーはどんな曲に合う?
ビズマーキーはリズムの強弱のメリハリが重要な動きです。パンチやスナップに合わせてバシッと決まる以下の曲がおすすめ。
1.Bobby Brown – That’s The Way Love Is
PV 中でもとにかく踊りまくっているこの曲。そのノリに合わせてビズマーキーを練習してみましょう。
2.Kool Skool – My Girl
途切れないスネアとドラムのリズムに乗りこなして気持ちよく踊りましょう!
3.Johnny Gill – Rub You the Right Way
16 ビートと 8 ビートの切れの良いリズムに合わせてメリハリのある動きを目指してみましょう。
4.C+C Music Factory – Do You Wanna Get Funky?
スムーズなリズムに合わせて心地よくノれる曲です。
ビズマーキーにおすすめのダンスシューズ・服装は?
ビズマーキーの練習には、以下のダンスシューズ・服装がおすすめです。
シューズ
1.NIKE AIR MAX 90
バネのように跳ねる動きが重要なビスマーキーには、ソールのクッション性抜群のこのシューズがおすすめ。
2.アディダス スーパースター
キレのある動きをするためには、足のグリップがよく効くことも大切です。アディダス スーパースターなら縦でも横でも足の踏ん張りがききやすく、動きやすいです。
ウエア
1.le-Rhythm スウェットパンツ
ステップ系の動きは、足回りの動きやすいパンツが良いです。こちらのパンツは練習着におススメ。
2.ロゴ T シャツ
ダボつきのある T シャツは、躍動感が出て動きのかっこよさが増します。
まとめ
ヒップホップダンスの基本のステップ「ビズマーキー」のやり方はわかりましたか? 「ビズマーキー」はヒップホップダンスの中でもおなじみのステップでもあり、初心者ならぜひ知っておきたいステップです。シンプルなステップだからこそ、個性が出やすいです。あなたもお気に入りの曲に合わせて楽しく踊って、ビズマーキーをしながら自分を表現してみましょう!