ダンスにはリズム感が求められますが、初心者にとってリズム取りは鬼門であるともいえます。
中にはリズム取りがなかなかできず挫折してしまうという方もいますが、練習次第でリズム感を身に付けられますので、失敗を恐れずにリズムトレーニングに臨んでみましょう!
ダンスの上達のためにリズム感を鍛えよう
ダンスをする上で必ずしもリズム感が必要であるわけではありませんが、上手に踊る上では必須のスキルであるともいえます。リズム感が無いと振り付けの動きが硬く見えたり、いつまでも初心者の域を抜けきらない動きになりかねません。
また、リズム感を習得するとダンスが上手くなるだけでなく、歌を歌う時のリズム感も同時に身に付くので、その他の点においても嬉しいメリットがたくさんあります!
リズム感の「ある」「なし」の違いとは?
ダンスにおけるリズム感を簡単に説明すると、踊っている時のテンポや強弱に関わるスキルのことで、リズム感があると「ノッている」感じを醸し出すことができます。
逆にリズム感を持っていないとぎこちない動きに見えて、ただ振り付けをやらされているだけのイメージになってしまいます。リズム感の有無でダンスの雰囲気がガラリと変わりますので、上達したい人はいち早くリズム感を手に入れましょう!
リズム音痴?大丈夫、リズム感は練習で養える!
リズム音痴と呼ばれる方もいらっしゃいますが、そもそもリズム音痴の人など存在しません。彼らはリズムの取り方を知らないだけで、体や耳にリズムの取り方を覚えさせるといとも簡単にマスターできますので、自らをリズム音痴などと言わずに練習に励みましょう!
ダンサーはこんな風に練習をしている!
まずはダンスのリズムの取り方を見てみよう!
ダンスには大きく分けて二つのリズムの取り方があり、一つ目はヒップホップダンスで広く使われる「ダウン」のリズム、二つ目にオールドスクールジャンルで使われる「アップ」のリズムがあります。
ジャンルごとにリズムの取り方は異なりますが、ダンス初心者の方はまず「ダウン」から始めるのがおすすめなので、動画を視聴しながらスタートしてみましょう!
これがダンスの基礎リズムだ!
ヒップホップの基礎はこれ!「ダウン」のリズム
ダウンのリズムは、音に合わせて体を下に落とす動作で、最もオーソドックスなリズム取りとなっています。このリズムは主にニュースクール(ヒップホップ、ハウスなど)に用いられている動きですが、どんなジャンルのダンサーであろうと重要なリズムなので、ダウンをマスターするように心掛けてください。
オールドスクールの基礎はこれ!「アップ」のリズム
アップはオールドスクール(ロック、ポップ、ブレイクなど)のダンスで見られるリズムの取り方です。リズムの取り方は、先ほどのダウンの逆で、リズムに合わせて体を起こす動作となっております。ダウンとは基本姿勢が異なり、リズム取りに苦労するかもしれませんが、ダウンになれたらアップに挑戦してみましょう!
リズム感を身に着けるトレーニング6選
リズム練習に関しては、すんなりできる人やなかなかできない人などさまざまですが、トレーニング次第で苦手な方も克服できますので、今回ご紹介するコツを生かしてマスターしましょう。
リズムの取り方からスタートしてみよう!
ダンスをやっている内にリズム感が身に付くというケースもありますが、振り付けとは別にリズム取りの練習をするのがおすすめです。
リズムの取り方を習得する時は、曲に合わせて軽く体を弾ませる練習をして、慣れてきたら軽く足踏みを入れる練習をすると、ステップなどに応用しやすくなります。この練習は非常に地味ですが、ステップ以前の基礎練習なので、リズム取りができない人はこの練習からスタートしてみてください。
リズム音痴は治る!おすすめの練習方法はこちら!
ゆっくりの音楽に合わせてリズム取りの練習
練習は焦らずじっくりとやるのが大切で、最初の内はゆっくりの曲で体を慣らすようにしてください。ダンスの動画などでは素早くダウンのリズムなどを取っていますが、テンポを遅くしてリズムを取り、緩急を付けながらリズムを取るのが上達のコツです。
ダンスには8ビート、16 ビートなどの区分がありますが、どうしてもできない人は、もっとリズムを遅くした4ビートなどでリズムを取る練習をするのもおすすめです。
8ビート、16 ビートのリズム練習をしてみよう!
歩きながらゆっくりとリズムを取ろう!
プロのダンサーは歩くだけでもかっこよく、歩く時もリズムに乗っていて雰囲気がでています。直立した状態のリズム取りに慣れた時は、軽くホップしながら歩くのがおすすめで、ダ
ンスのリズムに合わせてスキップやダウンを取って歩いてみてください。
初心者の方はリズムを意識しすぎると上手くできないことがあるので、ダウンやアップを意識しすぎずに、軽くジャンプする感覚でリズムを取るように歩いてみてください。
鏡はリズム練習の必須アイテム!
鏡はダンサーの相棒ともいえる存在で、リズム練習の中でも重要な役割を持っています。リズムを取るのに慣れてきても、不格好なシルエットではぎこちないダンスに見えてしまうので、鏡でシルエットを確認しながら練習をしましょう。
リズムにノれていない雰囲気の人はリズム音痴なだけでなく、動きが固いという可能性もあるため、鏡を見ながら柔らかに動く練習を繰り返してください。
ダンサーの相棒は鏡!割れない安全な鏡はこちら!
膝を柔らかくしてリズム練習をしてみよう!
ダンスをする上では膝の動きが非常に重要で、膝が固いとダウンやアップの動きが小さく見えてしまいます。膝を柔らかくするのは簡単で、柔軟体操などは必要なく脚の力を抜いて、お尻から腰を落とすイメージで体を動かせば柔らかな動きができます。
先ほど説明したように、動きが固いとぎこちない感じがしますので、膝を柔らかく動かして軽快なダンスをできるように練習をしてください。
アプリやメトロノームでリズムトレーニング
音楽や歌を流す以外に、メトロノームやリズムアプリを使うのもおすすめです。歌などの場合は具体的なリズムを指定できませんが、アプリやメトロノームは好きなリズムにできますので、シンプルながら効果のあるトレーニングです。
音楽や歌は音数が多いですが、メトロノームなどは規則正しく音を刻むだけなので、音を早く感じすぎる癖や音が分からなくなるという症状も改善できます。
まずはメトロノームで試してみよう!
親子でもできる!子供向け簡単リズムトレーニング3選
子供にダンスを教えるのは難しいですが、楽しくやることで知らず知らずの内にリズム感をマスターできます。お子さんと練習したい時は、言葉であれこれ教えるのではなく、とにかくノリノリに「楽しい!」と思えるような練習時間を提供してあげましょう。
大きな声と一緒に手拍子をたたこう!
子供に向かって難しい言葉や「曲を聴いて!」といってもなかなか伝わりません。教える時は「せーの!」という合図や手拍子を使って分かりやすく踊れるようにしてあげましょう。
子供に教える時はちょっと大げさなくらいが丁度良く、楽しそうな雰囲気作りが大切です。また、「できない」というイメージがあるとストレスになるので、出来る限り褒めてあげてリズムを学ばせてあげましょう。
音楽に合わせてスキップで動いてみよう!
スキップは、できる子とできない子で別れますが、できない子は軽くホップを挟みながら歩くだけでも効果があります。特に幼児の中には走り回るのが大好きな子も多いので、音楽に合わせながらスキップをさせてあげましょう。
練習をする時は手拍子や合図を忘れないようにして、親子で一緒にリズム練習をすると楽しくダンスを練習することができます。
元気いっぱいに動きながらリズム取り
スキップとは違い、合図に合わせてその場でジャンプをさせたり、軽いステップを踏ませることで、スポーツや遊び感覚でリズムトレーニングをできます。ステップや練習を継続的に練習していると飽きてしまう可能性もあるため、走り回りながら音楽に合わせると、緩急ある練習を楽しめます。
まとめ
実はリズム音痴なんて存在しておらず、練習するだけで苦手なリズム感も克服できます。千里の道も一歩から、何でも焦る必要はありませんので、一つ一つ土台を作るように練習を重ねていきましょう。