現役ダンサーに学ぶ!ダンスの振り付けの考え方とコツ

現役ダンサーに学ぶ!ダンスの振り付けの考え方とコツ

ダンスの醍醐味といえば、舞台の上に立って日頃の練習の成果を発揮することでもあります。

しかし、数分にもわたる演技の振り付けを考えるのは難しく、どこから手を付けたらいいのか迷う方も多いはず・・・。

そこで今回は、プロダンサーから振り付けのコツを学んでみましょう!

素人でもプロ並みの振り付け!?振り付けの作り方とは!?


プロダンサーのダンスショーを見ていると「いつかこんなダンスしたい!」と思う反面、「こんな振り作れるわけない!」と思う方も多いのではないでしょうか?しかし、ダンサーさんも最初からプロだったわけではなく、地味な苦労を重ねてプロに成長しています。

振り付けは難しいと思われがちですが、一つ一つのプロセスをクリアすることでかっこいいショーになるので、焦らず段階を分で振り付けを考えてみましょう!

まずは色々なダンス動画を見てから考えてみよう!


振り付けを考える時、何も準備無しに始めるのは無謀ともいえるもので、まずは好きなダンサーさんや自分のダンスジャンルの傾向を探ってみましょう。振り付けを考える上で、「こんなダンサーになりたい!」「こんな振り付けをしたい!」というイメージを描くのが重要なので、動画などで気分を挙げてから振り付けを考えましょう!

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好きな曲やアイドルなどの振り付けを踊る時の考え方


ダンスの振り付けを考える時、大きく分けて2通りの考え方が存在します。1つ目は「アーティストなどの振り付けをコピーする場合」で、2つ目は「オリジナルの振り付けをゼロから考える」というものです。振り作りに慣れていない人は、前者のコピー方式が簡単なので、まずは動画などを参考にしてみましょう!

アーティストの振り付けをコピーしたい人は?


アーティストなどの振り付けを実際にやりたい人は、動画を見ながら少しずつ振りを入れていくようにしましょう。考えるというよりは真似をするという感覚が強いですが、全部を一気に練習するとなると難しいので、A メロ・B メロ・サビ、という風に段階を作って振りを進めるのがおすすめです。

メンバーで振り付け担当者を分担してみよう!


チームによって異なりますが、ダンスショーの長さは大体5分前後が平均です。5分間の振り付けを一人で作ると時間が掛かるので、振り付けの担当者を作ってそれぞれの振りを交代で進めていくと効率よく進みます。

オリジナルの振り付けを組み立てて作りたい人は?


オリジナルの振り付けは、自分達だけで考えるため苦労も多いですが、達成感も高くスキルアップにも繋がります。難しいと考えられがちですが、好きな曲に合わせて自分の得意なステップやポーズをすることで他にないテイストをアピールできるため、コツを掴んで振り作りの要領を掴んでみましょう!

自分のできる基礎ステップや動きをまとめてみよう!

振り付けを作る時に、たくさんのステップや技を持っていると振り付けの幅が広がります。初心者の方などはまだパターンが少ないかも知れませんが、まずは自分ができる技をまとめてから、振り付けに落とし込んでみましょう。

振り付けを考える時は、「ここの歌詞はこのステップが合うかな?」という具合で考えていくと、比較的スムーズに進みますので、ステップと曲調を照らし合わせながら振り作りをしてみましょう。

振り付けの前に使いたい音楽を見つけよう!

ダンスショーは振り付けも重要ですが、曲も重要な役割を担っています。振り付けを先に考えてから曲を考えた時には、曲調と合わない可能性もあるため、曲を見つけてから振り付けに着手するようにしましょう。振り付けと曲は切り離せない関係なので、常に曲調を意識した振り付けを考えるようにしてください。

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段階を踏んで振り付けを考えていこう!!


ダンスの練習で段階を踏むように、振り付けの構成も段階を踏みながら考えましょう。一人で振り付けを考える場合は、全ての振り付けを一気に考えるのではなく、「ここからここ」と決めながら振り付けを考えるのがおすすめです。

また、振り付けを忘れるというケースも少なくないので、動画を撮影しておくのも大切で、チームの場合はシェアもできるので、動画撮影もしながら振り付けを考えましょう。

体を動かした振り付けの考え方


プロの場合、振り付けの考え方は人それぞれですが、初心者の方は体を動かしながら振り付けを考えましょう。体を止めたまま考えていると、いざ振り付けのチェックをした時自由に動けなかったり、出来なかったりする場合があるため、体を動かしながら考えるのがおすすめです。

一方で、体を常に動かしていると考えが煮詰まる可能性もあるため、ON と OFF を切り替えながら振り付けを進めるのも大切です。

スムーズに振り付けを考えたい時のコツとは!?

振り付けを丁寧に考えるのは大切ですが、効率よく考えるというのも悪いことではありません。イベントなどには期日があり、間に合わないと十分なパフォーマンスができないので、スムーズに振り付けを考えてかっこいいショーを完成させましょう

音楽のリズムや区切りを理解しておくこと!


全ての音楽にはリズムや小節があり、音楽の中に小さな区切りを作ることができます。振り付けを作る時、小節を区切って考えるのが大切なので、「いくつの区切りで曲調が変わるか?」というのを把握して振り付けを考えましょう。曲に区切りをつけると振り付けも区切りを付けながら作れますので、スムーズに振り作りを進められます。

動画を見て振り付けや構成を参考にしてみよう!


時には自分の持っているスキルやステップだけではショー作りに行き詰まることもあります。そんな時には動画を見てステップの使い方や構成などを参考にしてみてください。ダンスはチームによって色々な踊り方があり、ステップの応用や全体の構成に役立つため、行き詰った時は動画を見て勉強してみてください。

ダンサーのショー動画は最高のお手本!


動画を見て勉強する際は、自分の好きなダンサーや同じジャンルのダンサーを見るのがおすすめで、振りに使えそうな動作などを取り入れてみてください。全て真似をするとなるとオリジナルに欠けますが、動画の一部分などにアレンジを加えることでオリジナル感を出せますので、自分のテイストを加えて振りに取り入れてみましょう。

フォーメーション次第で振り付けも大変化!


振り作りの中でフォーメーションも非常に重要で、常に同じ位置で振りをやるだけではインパクトに欠けてしまいます。簡単なステップでも移動をしながら行うだけで変則的な動きに変化しますので、振りと同時に移動についても考えてみましょう。

簡単なステップなどを生かしてフォーメーションを変えよう


振りに加えてフォーメーションまで考えるとなると非常に複雑だと思われがちですが、振り作りに慣れるまでは基礎のステップなどを駆使して場所移動をしてみましょう。移動といっても常に移動するわけではないので、メロディーの変わり目などに合わせて移動の振り付けを組み込んでみてください。

簡単な隊形をいくつか覚えておこう


隊形はチームによって様々ですが、ある程度自分たちの得意な隊形などを覚えておくと後の振り作りに役立ちます。最初の内はシンプルなフォーメーションで問題なく、メンバー同士の場所の入れ替えだけでも十分に効果があるので、振りと並行してフォーメーションを考えるようにしましょう。

自分の理想像をイメージしながら振りを考えてみよう!


ダンサーにはそれぞれが描く理想像が存在しています。かっこよく踊りたい人や面白おかしく踊りたい人など様々ですが、振り付けを考える中でそれらの理想像は非常に大切です。漠然としたイメージではなく、「こんなことがしたい」というイメージがあれば、それを考えながら振り付けを考えましょう。

「こんなことをしたい!」を形にしてみよう


理想のダンスをするためにはある程度のスキルを要しますが、振り付けの中ではスキルよりもイメージの方が大切です。音楽には歌詞や盛り上がりがあるので、その時に「こんな風に音楽に合わせたい」というイメージがあれば、音楽のテイストと振り付けがマッチしますので、恥ずかしがらず理想のダンスを追い求めましょう。

振り付けを一気に全部考えるとつまずく事も?


今回は段階を踏みながら振りを作ることをおすすめしましたが、段階を押さえずに振り作りをすると思わぬミスなどを招く可能性があります。慣れてきたら問題ありませんが、初心者の内は少しずつ振りを進めていき、チーム内でシェアしながら振りを進めていくのが攻略のカギです。

まとめ

初めて振り作りに挑戦する時は苦労が絶えませんが、それらの苦労を少しでも和らげるために、今回のコツや考え方を生かしてみてください。

練習と同じように、少しずつ進んでいけば簡単にできますので、自分のできる動きをフルに生かして振りを作ってみましょう。

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