物事を覚えるスピードは人それぞれで、覚えるのが早い人がいる一方で、覚えるのに苦労するという人もいます。
ダンスにおいても同様で、振り覚えが難しいと考える人もたくさん存在しています。しかし心配は無用で、それぞれのダンサーに合った練習方法や、苦手な原因を探るだけでいとも簡単に覚えられます!
振りを覚えられない人には原因がある!?
振りがなかなか覚えられないのは、何も物覚えが悪いという訳ではありません。振りがなかなか覚えられないのには原因があり、それを克服することでスムーズに覚えられます。人には向き不向きがあるので、得意な方法を用いて振りを覚えていきましょう!
原因1.一度にたくさんの振りを覚えようとしてしまう
学校の勉強を思い出してみてください、あまりに広い範囲を一度に勉強してしまうと、覚えたこともすぐに忘れてなかなか頭に入りません。逆に小分けにして覚えていくと少しずつではあるものの記憶していけます。
ダンスも同様で、一度にたくさん振りを覚えようとするとなかなか覚えられないので、少しずつ区切りながら習得していくのが振り覚えのコツです。振り付けを完コピしたい時は遠い道のりになりますが、少しずつ進める方が最終的に近道だったりします。
原因2.分からないところを飛ばしていない?
誰しも苦手なステップや動きがありますが、苦手なことを放っておいてはいけません。特に分からない部分を飛ばしてしまうと前後の振りまでもあやふやになるため、初心者の方は分からないところを重点的に練習してください。
得意な部分はどんどん伸びていきますが、苦手な部分は伸びにくいので、まずは苦手な振り付けを減らすことを視野に入れるようにしましょう。
原因3.反復練習をしないと忘れてしまう!
振り付けを極める基本とはズバリ「やり込み」で、何度も練習するとハイクオリティなダンスができます。しかし、反復練習を怠ると次回の練習で忘れてしまうので、一つ一つのステップやポーズを完璧に踊れるまで踊り込むのを忘れないようにしましょう。
レッスンやスクールで教わったことも、放っておくと忘れてしまうので、家での復習も忘れないようにしてください。
原因4.慣れない動作を振りに入れると難しい!
向上心を持つのはとても大事ですが、振り付けに難易度の高い動きを入れると覚えるのに時間が掛かります。特に基本動作に慣れていないと、振り付けがなかなか覚えられないという事態になりかねないので、自分たちが慣れた動きを振り付けに入れるようにしてください。
原因5.一度やるだけで達成感を感じてしまう
ダンスをやり切ると達成感を感じますが、一度やっただけで達成感を感じてはいけません。反復練習が大切だと説明した通り、繰り返しやるのが覚える秘訣なので、一度やって満足する癖はくれぐれも付けないようにしてください。
超簡単!振り付けの覚え方5つのコツ
振りがなかなか覚えられない原因を見つけたら、今度は振りを覚える練習をしてみましょう。コツを生かせばスムーズに振りを覚えられますので、苦手な人は原因と照らし合わせて克服してみましょう。
コツ1.少しずつ振り付けを覚えていこう
一度にたくさん振りを覚えたい気持ちがあるかもしれませんが、なかなか覚えられない人は少しずつ覚えるようにしてください。
また、レッスンなどで振りを教わる(教える)時などは、最初から最後まで振りを教えてもらうのではなく、日にちやレッスンの時間を分けて「ここからここまで覚える」という具合で練習をすれば比較的スムーズに覚えられます。
コツ2.分からないところは重点的に練習すること
分からないというのは恥ずかしいことではありません、もし分からない部分がある場合は恥ずかしがらずに丁寧に教えてもらうようにしてください。
振りができないまま放っておくとダンスの見栄えが悪くなるうえに、自信のないパフォーマンスになってしまいます。また、動画を完コピしたい時は何度も視聴して少しずつ進歩していくよう心掛けてください
コツ3.覚えたと思っても何度も練習すること
振り付けは覚えたと思った時が一番危険でもあります。覚えた時は気が抜けがちで、油断をすると振り付けを忘れたり変な癖がつくこともあります。振り覚えが苦手な人の中には、「間違え癖」が付きやすい人もいるので、油断せず体に叩き込む感覚で振り付けを練習してください。
コツ4.どうしても出来ない振りは難易度を下げよう!
何度やっても覚えられない振りは、「苦手な振り」または「振りの相性が悪い」という可能性があります。そういう場合は遠回りになりますが、振りの変更なども視野に入れてください。できない振りを無理に入れ込むと間違いが多発する可能性があるため、難易度を下げたりするのが有効です。
コツ5.ゆっくりと練習をする癖をつける
最終的に音楽に合わせる必要がありますが、頭の整理を兼ねて音楽無しで踊ったり、手拍子に合わせて踊るのも大切です。特に苦手な振りは、ゆっくりと練習するのが大切なので、慌てず音楽抜きで練習してみてください。
合図や手拍子をする人がいない時は、アプリやメトロノームなども使えますので、道具を駆使してでも振りを覚えるようにしてください!
メトロノームでゆっくり練習してみよう!
振り付けを忘れないようにする練習方法
振りを覚えられない他に、振り付けを忘れやすいというパターンもあります。そういう場合にも対応策がありますので、是非活用してください。
練習方法1.動画で振り付けを撮影してチェックしよう!
自分たちの振り付けを客観的に見るのはとても大切なので、練習ごとに動画を撮影してチェックしてみましょう。動画撮影はチェックだけでなく、振り忘れ防止にもなりますので、振りに慣れない内は動画を再生しながら思い出しましょう。また、動画でチェックする際は振り付けが左右反転することにもなるので、反転に注意しながら練習してください。
動画を記録しておくと一人で振り付けを見直すこともできる上に、苦手部分の発見もできますので、どんどん撮影していきましょう!
練習方法2.鏡有り・無しを切り替えながら練習してみよう
ショー本番は鏡が無いので、ある程度本番を想定した練習もしておきましょう。鏡が無いと踊れないというのは非常に危険なので、少し覚えたら鏡無しでも踊れるかをチェックしておいてください。
鏡無しで踊った時に振りを忘れたり間違えるといったケースは少なくないので、切り替えながら練習すると振り覚えもスムーズに進みます。
お家で練習するなら割れない鏡が安全!
練習方法3.一人で踊れる自信を身に付けよう!
振り付けはみんなの心が一つになってからこそ成立するものですが、みんながいる安心感に頼らなければ踊れないというのはいけません。一人で踊る自信がないと振りを間違える可能性もあるため、チームメイトがいない時に一人で踊る練習もしておきましょう。
「みんながいる!」という安心感を持ちすぎていると、他の人に頼って踊る癖がつくので、できるだけ自信をつけて振り付けを行うようにしてください。
振り付けをする上で覚えておいて欲しい事
振り覚えが苦手な人はたくさんいますが、やり方次第で苦手を克服できます。また、「自分は振り覚えが遅い・・・」と思い込んでしまうと悪循環なので、心を強く持ってダンスに臨んでください。
挫けず何度もチャレンジする精神が大切
何事も挫けないのが大切で、練習を繰り返すことで最高のモノを築き上げられます。気合だけで何とかなる話ではありませんが、ある程度の根性も大切なので、間違えてもチャレンジを繰り返す姿勢を忘れてはいけません。
また、無計画にチャレンジしすぎるのも良くないので、冷静になってゆっくり練習したりアドバイスを受けるという姿勢を持っておきましょう。
最初は振り付けを間違えて当然!
一度間違えたり、振りができなかっただけでショックを受けていてはいけません。最初から振り付けが完璧に出来る人はほとんどいませんので、「初めてだから間違えるよね!」というプラスのイメージで振り付けに臨むようにしてください。
まとめ
振り覚えが悪いと気に病む方も大勢いますが、原因を探ってチャレンジするといとも簡単に振りが覚えられてしまいます。今回挙げた原因に心当たりがある方や、試してみたい方法がある方はぜひ実践して振り付けを覚えていってください!